Wordpressをちょこっといじりたいけど、PHPがわからん!というWordpress初心者のためのPHP入門。
実はPHPはたった5つのことを覚えるだけでかなり使えるようになるので、サクッと解説していきます。
PHPはこれだけ覚える!5つのこと
初めてPHPを学ぶ人にまず覚えて欲しいこと、というよりWordpressをちょこっといじる程度ならこれだけ覚えれば十分ということを5つに絞ってみました。それが、
- 変数: 値の入れ物、1つだけ入れる
- 配列: 値の入れ物、1つ〜複数入れる、さらに入れ子にもできる
- if文: 条件分岐、もしAなら?もし10以下なら?
- while文: 指定した条件で繰り返し
- 関数: 処理のまとまりに名前をつける
です。
変数の作り方と値の取り出し方
変数は値を1つだけ入れるものです。次のように書きます。
$a = 1;
$b = 2;
取り出すときはそのまま$a
や$b
と書けばいいのですが、ブラウザに表示したいときは次のように書きます。
echo $a;
echo $b;
配列の作り方と値の取り出し方
配列は変数と異なり、複数の値を入れることができます。
$a = ["1", "2", "あ", "い"]
配列の値を追加したり、削除したり、上書きしたりできます。
// 最後に追加
array_push($a, "3"); // ["1", "2", "あ", "い", "3"]
// 最後から1つ削除
array_pop($a); // ["1", "2", "あ"]
// 指定した位置の値を削除、1番目を1つ消す
array_splice($a, 1, 1); // ["1", "あ", "い"]
// 指定した位置の値を削除し別の値を入れる
array_splice($a, 1, 1, 5); // ["1", 5, "あ", "い"]
// 指定した位置の値を上書き
$a[2] = "う" // ["1", "2", "う", "い"]
取り出すときは、値がある位置を指定します。
$a[1] // 2
$a[3] // い
// 画面に表示
$a[1] // 2
// 全体を出力、確認用
print_r($a) //Array ( [0] => 1 [1] => 2 [2] => あ [3] => い )
その他の配列関数に関してはドキュメント参照
if文の作り方
if文は、「もし〜なら〜する」という条件分岐を作るために使います。
条件に合う場合中身の処理を実行します。
// もし、$aが$bより大きいなら
if ($a > $b) {
// 文字を出力
echo "aはbより大きい";
}
// $aと$bが同じ
if ($a == $b) {}
// $aと$bが同じでない
if ($a != $b) {}
// $aが$b以上
if ($a >= $b) {}
複数の条件をつなぐことも可能。
// $aが1、または、$aが2
if( $a == 1 || $a == 2 ){}
// $aが1、かつ、$bが2
if( $a == 1 && $b == 2 ){}
また、elseを使って条件に合わない場合の処理も実行できます。
if ($a == 1) {
// $aが1なら実行
echo "aが1";
} else {
// それ以外ならここを実行
echo "aは1以外";
}
また、elseifを使って条件をまとめてチェックではなく、1つ1つ確認していくことができます。
if ($a > $b) {
echo "aはbより大きい";
} elseif ($a == $b) {
echo "aはbと等しい"; // $a > $bが成立する場合は実行されない
} else {
echo "aはbより小さい"; // どちらも成立しない場合のみ実行
}
while文の作り方
while文は投稿のループで使うので絶対覚えておきたいところ。
whileは式が成立する場合中身の処理を繰り返し実行する機能です。
// はじめに値をセット
$a = 1;
// $aが10以下なら中身を実行
while ($a <= 10) {
// $aを出力
echo $a;
// $aに加算(1を足す)
$a++;
// この時点で$aは2になり再びwhile($a <= 10)を検証
// $aを1つずつ足していき、10になるまで繰り返す
// 出力結果、12345678910
}
ここで注意が必要なのが、ループのたびに$aに加算しないとループを抜けられないので無限ループになることです。
関数の作り方と使い方
関数は上記の4つを組み合わせて機能を作ること。ざっくり説明するとこうなります
- パラメータ: みかん
- 関数: ミキサー
- 返り値: みかんジュース
// 関数の書き方
function 関数名(パラメータ名) {
処理
return 返り値
}
// 関数の定義、functionの後に名前をつけて、パラメータをセット
function mikisa($mikan) {
// 関数の処理内容
echo "ブイーーーーーーン\n";
$jyusu = "ジョボジョボ"
// 結果の値を返す
return $jyusu;
}
// 関数の実行、関数名の後にパラメータを入れる
mikisa("買ってきたみかん") // ブイーーーーン ジョボジョボ
まとめ
PHPについて簡単に解説してみましたがどうでしょうか。ここに書いたのはPHPのほんの一部なのできちんと使おうと思ったら覚えることは山のようにあります。
でも、日本語ドキュメントがしっかりしてるためネット情報だけでも十分勉強になるはず。
ドキュメントの他にも無料の学習サイトもあるので頑張って勉強してみよう!