更新日: 2022 / 06 / 07

Web制作者が教えるWordpressテーマ選び方とよくある誤解

カテゴリー: Wordpress

Web制作者の目線でWordpressテーマの選び方を解説してみました。

Wordpress案件でたまによくあるのが、見た目だけで選んだ結果カスタマイズしづらかったり、とりあえず機能豊富で高額なテーマを選んだけど結局ほとんど使わなかったというテーマ選びの失敗事例。

このページではWeb制作者がWordpressテーマを選ぶときにチェックするポイントとテーマ選びのよくある誤解について紹介します。

  1. Wordpressのテーマ選びで失敗しないための5つのチェックポイント

    1. デモページでデザインをチェック
    2. デモページでコアウェブバイタルをチェック
    3. 欲しい機能があるかをチェック
    4. サポートの対応状況を確認する
    5. 制作者のブログやSNSをチェックする
  2. Wordperessのテーマ選びでよくある誤解

    1. テーマで上位表示できるかどうかが決まる?
    2. デモページのデザインが綺麗なほど良いテーマ?
    3. 高いものほど良いテーマ?
  3. 結局どのWordpressテーマがおすすめなの?

    1. 無料テーマのおすすめ
    2. 有料テーマのおすすめ
    3. プロが使う海外テーマ
  4. 失敗しないテーマ選びのおさらい

Wordpressのテーマ選びで失敗しないための5つのチェックポイント

まずはテーマ選びで失敗しないチェックポイントとして以下の5つを紹介します。

  • デモページでデザインをチェック
  • デモページでコアウェブバイタルをチェック
  • 欲しい機能があるかをチェック
  • サポートの対応状況を確認する
  • 制作者のブログやSNSをチェックする

Wordpressの使用目的によっては少し変わるところもありますが、基本的にはこの内容を確認できていればOKです。

デモページでデザインをチェック

まずはデザインをチェックします。

Wordpressのテーマ選びで失敗しないための5つのチェックポイント デモページでデザインをチェック

デザインと言ってもなんとなく見た目を確認するのではなく、各ブラウザやスマホでチェックしてみて崩れてるところがないかどうかや、デザインが再利用可能か(カスタマイズしやすそうか)どうかを確認します。

カスタマイズしやすいテーマはHTMLタグについているクラス名がBEM記法になっていたり、そうでなくても統一性があることが望ましいです。

デモページでコアウェブバイタルをチェック

デモページでチェックしたいのはデザインの他にコアウェブバイタルがあります。

コアウェブバイタルはSEOに影響する重要な指標で、PageSpeed Insightsでチェックすることができます。

この調査結果が90以上で緑色になっていれば合格。ここで赤表示になっているものは避けた方がいいです。

Wordpressのテーマ選びで失敗しないための5つのチェックポイント デモページでコアウェブバイタルをチェック

欲しい機能があるかをチェック

テーマの詳細ページを見て欲しい機能があるかどうかもチェックしておきます。

例えばノーコードでカスタマイズできるElementorに対応しているかどうかや、人気記事を表示したい場合はウィジェットが用意されているかどうかなどです。

Wordpressのテーマ選びで失敗しないための5つのチェックポイント 欲しい機能があるかをチェック

多くの機能はプラグインで解決できると思いますが、プラグインだと自分でデザインを調整する必要があるので可能ならテーマで対応していた方がカスタマイズしやすいです。

サポートの対応状況を確認する

テーマ選びで重要なのがサポートの対応です。

困ったときにどこまでサポートしてくれるのかやドキュメントがしっかり用意されているかなども合わせて確認しておきましょう。

問い合わせフォームから気になったことを確認してみるのも良いです。反応が遅かったり横柄な態度を取られたら要注意です。

制作者のブログやSNSをチェックする

もう1つは制作者のブログを見たり、SNSの口コミをチェックしてみるのもテーマ選びに失敗しない方法です。

CocoonやSwellなどはSNSでの投稿がかなり多く、更新頻度も活発で不具合対応もしっかりしてる印象です。

Wordpressのテーマ選びで失敗しないための5つのチェックポイント 制作者のブログやSNSをチェックする

Wordperessのテーマ選びでよくある誤解

テーマ選びのチェックポイントの他によくある誤解についても解説しておきます。

テーマで上位表示できるかどうかが決まる?

テーマの詳細ページを見ると「SEO対策」を特徴の1つとして表示しているところが多いです。

確かにSEO対策は色々されていると思うのですが、SEOにはドメインパワーやコンテンツのEAT(専門性、権威性、信頼性)など、重要な要素は他にもたくさんあるのでテーマだけで上位表示されるかどうかが決まるわけではありません。

デモページのデザインが綺麗なほど良いテーマ?

デザインが綺麗かどうかは重要ですが、デモページのレイアウトやコンテンツでバッチリ決まってるデザインは動かすと逆に変な感じになったりします。

テーマのデザインはシンプルで見やすいものの方がカスタマイズ性が高いので長く使えるテーマになることが多いです。

高いものほど良いテーマ?

こちらもよくある誤解で、高いものほどすごいんじゃないかと思われがち。

実際には豊富な機能があっても使わなかったり、設定が複雑で結局テンプレートに直接HTMLでコーディングしたりということもありがち。

結局どのWordpressテーマがおすすめなの?

ここまでテーマ選びのチェックポイントなどを紹介しましたが、結局どれがいいの?ということで無料テーマ、有料テーマ、海外テーマのおすすめをまとめておきたいと思います。

無料テーマのおすすめ

無料のブログ向けテーマならCocoonがおすすめです。ブログやるならとりあえずこれを選んでおけば間違いないと思いますね。

結局どのWordpressテーマがおすすめなの? 無料テーマのおすすめ

有料テーマのおすすめ

Wordpressの有料テーマだと最近はSwellがよく使われます。シンプルでカスタマイズ性が高くマニュアルも用意されてるので使いやすいです。

結局どのWordpressテーマがおすすめなの? 有料テーマのおすすめ

プロが使う海外テーマ

国産のテーマにはないハイクオリティなデザインや機能が必要なら海外テーマを選びましょう。海外には日本にはないテーママーケットがたくさんあって、高品質なテーマがたくさん販売されています。

Themeforest 結局どのWordpressテーマがおすすめなの? 海外テーマのおすすめ

ここなら例えばレストランの予約機能、サブスクに対応した会員制サイト機能など特定の機能に特化したテーマもあります。実際にWordpress案件で海外テーマを使うことも多く本格的なWebサイトを作る場合にもおすすめできます。

失敗しないテーマ選びのおさらい

ここまでWeb製作者の視点からWordpressテーマの選び方を紹介しましたが、全体をまとめるとこんな感じになります。

  • デモページでデザイン性やコアウェブバイタルをチェックする
  • 必要な機能が実装されているかを確認する
  • 疑問点はサポートに問い合わせてみてちゃんと答えてくれるかチェック
  • 制作者のブログやSNSを確認して活発に活動しているかチェック

結論としてはチェックポイントを確認した上で、カスタマイズ性が高く、扱いやすそうなテーマを選ぶことが失敗しないテーマ選びの方法だと言えそうです。