EC-CUBEを運用するのに必要な維持費やショップを作成を依頼する場合の料金相場について調べてみました。
コストを抑えてショップを構築する方法や決済プラグインを使った場合の決済手数料、制作会社に依頼する場合の相場など、EC-CUBEの運用に必要な料金について解説します。
EC-CUBEとは?
EC-CUBEはオープンソースのCMSです。現在もGithub上で活発に開発が進められています。
EC-CUBEではプラグインで機能を追加したり、デザインされたテンプレートをインストールすることもできます。プラグインはEC-CUBEの管理画面からダウンロードできますが、オーナーズストアで探すこともできます。
また、EC-CUBEフォーラムではEC-CUBEを使っていてわからないことや、不具合が発生した場合に質問することができます。
オープンソース版について
EC-CUBEのオープンソース版はこちらのページにある「ダウンロード版を試す」ボタンから無料でダウンロードすることができます(ダウンロードにはメンバー登録が必要です)。
国内のレンタルサーバーであれば「クイックインストール」のような機能を使って自分でデータをアップロードすることなくEC-CUBEを契約しているサーバーにインストールすることもできます。
クラウド版について
オープンソース版の場合は自分でレンタルサーバーにインストールしたり、バージョンアップや不具合の対応などを行う必要がありますが、クラウド版を使うことでセキュリティ対策やサーバーの保守を代わりにやってくれるようになります。
クラウド版は先ほどのダウンロードページにある「クラウド版を試す」ボタンから登録ページに移動することができます。
クラウド版とオープンソースの違い
クラウド版はサーバーの保守やセキュリティ対策などを代わりにやってもらえるのですが、月額費用がかかることや、Liteプランの方はテンプレートのカスタマイズができないなどの制限があります。
オープンソース版ならテンプレートどころかソースコード自体のカスタマイズができるので、自前でシステムの追加などなんでもできます。
EC-CUBEの料金プランは?
EC-CUBEの料金プランについて以下で解説します。
オープンソース版の料金
オープンソース版ではEC-CUBEの本体は無料で使えるので料金はかかりません。実際に運用する場合は以下のような料金が必要になります。
- レンタルサーバー
- ドメイン
- 決済プラグインの決済手数料
- 制作を依頼する場合は制作料
クラウド版の料金プラン
クラウド版では2つのプランが用意されていて、販売額によって変わっていきます。販売額が450万円以下ならLiteプランが安く、450万円以上になるとStandardプランの方が安くなるという料金設定。
また、Standardプランのみ月々の料金の他に初期費用が7万円必要になります。
その他、SSLはどちらのプランでも無料で使え、管理者のアカウント数や商品登録数はどちらのプランでも無制限となっています。
EC-CUBEでショップ制作を依頼した場合の相場はいくら?
EC-CUBEでショップの構築を依頼した場合の制作費用の相場について解説します。
制作会社に依頼する場合の相場
EC-CUBEの制作を依頼した場合の相場についてはこちらのサイトによると次のようになっています。
- 小規模(商品数10程度): 10〜35万円
- 中規模(商品数50程度): 50万円
- 大規模(商品数100以上): 60〜100万円
実際には依頼内容によって違うのでまずは何社か見積もりを取ってみることをおすすめします。EC-CUBEにはインテグレートパートナーという制度があるのでここに登録している会社なら安心して依頼できると思います。
フリーランスに依頼する場合の相場
ランサーズなどのクラウドソーシングを利用することで制作会社に依頼するよりもコストを抑えられる場合があります。
例えばランサーズで「EC-CUBE」と検索すると出品されているサービス一覧と料金を見ることができます。
料金の相場としては制作会社に依頼する場合に比べておおむね半額程度になっている印象です。
テンプレートで自分で作る場合のコスト
EC-CUBEでショップを作るもう1つの方法はテンプレートを使って自分で作るという方法です。テンプレートはある程度デザインされているのでそのまま使うこともできます。
オーナーズストアで販売されているデザインテンプレートは15万円〜20万円程度となっています。デモページを見ることができるのでじっくり見てから選ぶことができます。
まとめ
EC-CUBEの料金はオープンソース版を使えば無料なので、コストを抑えたい場合はオープンソース版がおすすめ。国内のレンタルサーバーなら簡単インストール機能もあるので意外と簡単にはじめることができます。がっつりシステム開発したい場合もソースコードを自由にカスタマイズできるオープンソース版がおすすめです。
制作を依頼する場合は依頼内容によって料金が変わってくるのでまずは見積もりを取って、カットできるところがあるかどうなどを相談してみてください。
とりあえずすぐにショップを開設したい場合はテンプレートを使ったショップ作成がおすすめ。DesignupではEC-CUBE4.2に対応したテンプレートを販売しています。同梱されているUIブロックを使うことでコーディング不要でレイアウトのカスタマイズを行うこともできます。