更新日: 2024 / 01 / 12

FigmaでBootstrap5のグリッドを作る方法

カテゴリー: 初心者のFigma入門

Figmaのレイアウトグリッド機能を使ってBootstrap5に対応したグリッドシステムを作る方法を解説します。

Figmaでは定規(ルーラー)を使ってガイドを作ることもできますが、レイアウトグリッド機能を使えばWebデザイン向けのレイアウトを簡単に作成することができます。

  1. Figmaのレイアウトグリッドとは?

    1. レイアウトグリッドの作り方
  2. FigmaでBootstrap5に対応したレイアウトグリッドの作り方

    1. Container幅が390pxの場合(スマホ)
    2. Container幅が540pxの場合(タブレット小)
    3. Container幅が720pxの場合(タブレット中)
    4. Container幅が960pxの場合(PC小、タブレット大)
    5. Container幅が1140pxの場合(PC中)
    6. Container幅が1320pxの場合(PC大)
  3. まとめ

Figmaのレイアウトグリッドとは?

Figmaでフレームを作成すると真っ白の状態で作成されます。

このままだとレイアウトを作るときに困るので定規でガイドを作ったり、レイアウトグリッドを作っておきます。

Figmaのレイアウトグリッドとは?

レイアウトグリッドを作っておくことでWebサイトやLPデザインのレイアウトがやりやすくなります。

こちらのLPテンプレートではBootstrap5に対応したレイアウトグリッドを使って効率よくLPを作成できます。

-> Figmaで使えるLPテンプレート

Figmaのレイアウトグリッドとは? LP-UIKIT

レイアウトグリッドの作り方

レイアウトグリッドを作るにはフレームを選択したあと、上の画像のように右パネルに出てくる「レイアウトグリッド」をクリックしてグリッドを追加します。

Figmaのレイアウトグリッドとは? レイアウトグリッドの作り方

クリックすると最初はこんな感じで縦横のグリッドになってるので、グリッドの横にあるアイコンからメニューを開いて「列」を選択します。

Figmaのレイアウトグリッドとは? レイアウトグリッドの作り方2

レイアウトグリッドのメニューは以下のような設定項目があります。

  • 数: 列(カラム)数の設定
  • 種類: 整列(左、右、中央揃え、ストレッチ)
  • 幅: 列(カラム)の幅
  • ガター: 列の間の余白

Webデザインをする場合、種類は中央揃えになるので、あとはコンテンツの幅とガターを決めれば、次のような式で幅を算出できます。

(コンテンツの幅/列数) - ガター

例えばコンテンツの幅が1440pxで12列、余白(ガター)を20pxにしたい場合は次のような設定になります。

  • 数: 12
  • 種類: 中央揃え
  • 幅: 100px
  • ガター: 20px

この場合左右の余白(10pxずつ)も含めて1440pxとなります。

FigmaでBootstrap5に対応したレイアウトグリッドの作り方

Bootstrap5ではブレークポイントごとにcontainermax-widthが設定されていて次のような値になっています。

// ブレークポイント
$grid-breakpoints: (
  xs: 0,
  sm: 576px,
  md: 768px,
  lg: 992px,
  xl: 1200px,
  xxl: 1400px
);

// containerの幅
$container-max-widths: (
  sm: 540px,
  md: 720px,
  lg: 960px,
  xl: 1140px,
  xxl: 1320px
);

// ガター = カラム(列)の間の余白
$grid-gutter-width: 1.5rem !default; // 24px

表にするとこちらのようになります。

画面幅(px) デバイス containerの幅(px)
~576 スマホ 390
576~768 タブレット小 540
768~992 タブレット中 720
992~1200 PC小(タブレット大) 960
1200~1400 PC中 1140
1400~ PC大 1320

それぞれの画面幅での設定方法を以下にまとめます。

Container幅が390pxの場合(スマホ)

スマホのサイズでレイアウトグリッドを設定する場合はこちらのようになります。

スマホのContainer幅は100%なので、ここでは390pxの場合の設定の例を紹介します。

フレームは「iPhone 13 & 14」を選択しています。

  • 数: 2
  • 種類: 中央揃え
  • 幅: 171px
  • ガター: 24px

FigmaでBootstrap5に対応したレイアウトグリッドの作り方 Container幅が390pxの場合(スマホ)

Container幅が540pxの場合(タブレット小)

タブレット小のサイズでは以下のような設定になります。フレームは「iPad mini 8.3」を選択しています。

この画面サイズでは12列だと少し幅が狭くなるためここでは6列にしています。

  • 数: 6
  • 種類: 中央揃え
  • 幅: 66px
  • ガター: 24px

FigmaでBootstrap5に対応したレイアウトグリッドの作り方 Container幅が540pxの場合(タブレット小)

Container幅が720pxの場合(タブレット中)

タブレット中のサイズでは以下のような設定になります。フレームは「iPad Pro 11」を選択しています。

  • 数: 12
  • 種類: 中央揃え
  • 幅: 36px
  • ガター: 24px

FigmaでBootstrap5に対応したレイアウトグリッドの作り方 Container幅が720pxの場合(タブレット中)

Container幅が960pxの場合(PC小、タブレット大)

PC小、タブレット大のサイズでは以下のような設定になります。フレームは「iPad Pro 12.9」を選択しています。

  • 数: 12
  • 種類: 中央揃え
  • 幅: 56px
  • ガター: 24px

FigmaでBootstrap5に対応したレイアウトグリッドの作り方 Container幅が960pxの場合(PC小、タブレット大)

Container幅が1140pxの場合(PC中)

PC中のサイズでは以下のような設定になります。フレームは「MacBook Air」を選択しています。

  • 数: 12
  • 種類: 中央揃え
  • 幅: 71px
  • ガター: 24px

FigmaでBootstrap5に対応したレイアウトグリッドの作り方 PC(大)

Container幅が1320pxの場合(PC大)

PC(大)のサイズでは以下のような設定になります。フレームは「MacBook Pro 16」を選択しています。

  • 数: 12
  • 種類: 中央揃え
  • 幅: 86px
  • ガター: 24px

FigmaでBootstrap5に対応したレイアウトグリッドの作り方 PC(大)

まとめ

この記事ではBootstrap5に対応したFigmaのレイアウトグリッドの設定方法を紹介しました。

Bootstrap5に限らず、どんな幅・列数でも設定できるので必要に応じて設定してください。