小さな会社さんがフリーランスや小規模の制作会社にホームページを依頼した場合の作業の流れを解説します。
初めてホームページの作成を依頼する場合は何をどうしていいかわからないと思うので疑問点はとりあえず問い合わせてみることをおすすめします。
ここではホームページ作成の基本的な流れについて紹介します。
ホームページ制作の流れ
ホームページ制作の大まかな流れを紹介します。
この記事の下の方でも書いているように制作会社ごとに微妙に違っていたり、依頼内容によってはいろんなところを省いて作業を進めることもあります。
全体的な流れとしてはだいたいこういう感じで進めることが多いので参考程度に見ていただけたらと思います。
ヒアリング〜仕様書(提案書)作成
お問合せいただいたあといくつか質問する形でどういうホームページを作りたいかを確認します。
必要なページ数や実装する機能、どのCMS(Wordpressなど)で作るのかなどの仕様を決めていきます。
また依頼主さんの方で用意いただけるデータ(テキスト原稿やロゴなどの画像)があるのかについても確認します。
見積もりの確認
仕様書から工数の計算を行なって見積もりを出します。
また、この時点であまり細かく仕様が決まらない場合についてはざっくりとした予算感を提示します。
作業中にあとから追加などがあった場合
問題なければ発注
見積もり内容に問題がなければホームページ作成に入ります。
少額の依頼の場合この発注していただいた時点で前払いをしてもらうこともあります。
ホームページ作成
見積もりでOKが出ればホームページの作成作業を開始します。
ホームページ作成作業は制作サイドの方で進めますが、出来上がったデザインの確認など途中で確認しながら作業を進めることもあります。
また、規模の大きいサイトの作成の場合は毎週進捗状況の確認ミーティングを行うこともあります。
デザイン
作成するホームページのデザインを行います。
最初にワイヤーフレームを作って全体のレイアウトを確定させてからスタイルや装飾を入れていきます。
デザインができた時点でいくつかのパターンを提案し、方向性を確認してもらうこともあります。
コーディング
デザインができたらコーディングに入ります。HTMLとCSSを使ってコーディングしたあとWordpressのようなCMSでテーマを作成します。
このとき必要な機能があれば同時に実装していきます。
動作検証
コーディングができたらサーバー上で動作させて問題ないかを検証します。
検証中に不具合があれば修正します。
確認・修正
動作検証まで完了したらホームページはほぼ完成となります。
依頼主さんにPCのブラウザやスマホから問題ないことを確認していただきます。
動作には問題なくても見出しをもう少し大きくしたいとか、もう少し余白が欲しいといった修正があれば対応します。
修正については無制限に対応しているところはあまりなく、だいたい2〜3回程度としているところが多いです。
ホームページ作成完了
修正作業も含めて全ての作業が終われば納品して完了となります。
後払いの場合は請求書を発行しお支払いしていただきます。
ホームページ作成の納期はどれくらい?
ホームページ作成の納期は依頼内容によって大きく変わってきます。作業内容と納期の例はこんな感じになります。
- テンプレートにテキスト原稿や画像の流し込み: 2~5日
- テンプレートをベースにデザインやコンテンツの追加: 1~3週間
- オリジナルデザインでゼロから作成: 1~2ヶ月
これもあくまで一例で求めるクオリティや1日あたりにとれる稼働時間によっても変わってきます。
作業の流れは制作会社ごとに微妙に違う
制作会社さんごとに作業の流れも微妙に違うので作業の流れがどうなるかを実際に問い合わせて確認してみてください。
もっとシンプルなやり方で短期間に納品してほしい!
という要望は非常に多いです。この記事に書いたものは一般的なもので、実際には予算に収めるために作業をいくつか省いたり、発注していただいたあと3日後には公開だったりします。
状況によって臨機応変に対応しているのであくまでも参考例だと思っています。
まとめ
ホームページの作成手順についてはブログや書籍などでもたくさん紹介されるようになりました。